「痩せにくい体質」と「痩せやすい体質」の違いとは? 痩せにくい原因と対策

ダイエットを続けているのになかなか痩せない・・・運動や食事制限をしているのに、なぜ結果がでいてこないのでしょうか?それは、痩せにくい体質が原因かもしれません。

今回はダイエットで多くの人が悩んでいる痩せない原因と対策につてお伝えします。

太る原因とは?

一般的に、実際日常生活で使われる「消費カロリー」よりも食べ物等から摂り入れる「摂取カロリー」が多いからです。余分に摂取したカロリーは最終的に脂肪として体内に蓄えられます。つまり、日常生活で歩いたり階段を上ったり等して消費するカロリーよりも、食べたものから得たカロリーが多いと太るということです。痩せるためには、消費カロリー>摂取カロリーの状態にすることが必要です。そのためには、消費カロリーと摂取カロリーのコントロールが必要です。

消費カロリーをコントロールするには、基礎代謝を上げる・運動量を増やし消費カロリーを増やすが代表的な対策です。一方、摂取カロリーをコントロールするとは、太ってしまった原因はこれまでの食生活にあるので、自分の基礎代謝・1日の消費カロリーを知り、現在の食生活の摂取カロリーや栄養バランスを知ることがスタートです。そして、消費カロリー>摂取カロリーの状態になるように、生活をコントロールすることです。

  • 基礎代謝をコントロールする→筋トレで基礎代謝アップ
  • 消費カロリーをコントロールする→有酸素運動・食事管理

また、脂肪を溜め込む白色脂肪細胞の量が多いのも太る原因の一つです。次の章では太る原因と対策について詳しく説明します。

基礎代謝が低いと太りやすい

人が消費するエネルギーは、大きく分けて、「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘導性熱産生」の3つがあります。

基礎代謝は、呼吸や内臓など、じっとしていても消費される、生命維持のためのエネルギー。生活活動代謝は、歩いたり仕事をしたり、スポーツなどで活動して消費するエネルギー。食事誘導性熱産生は、食事をするときに消費するエネルギーです。

基礎代謝は年齢とともに減少する

基礎代謝量とは、生命活動を維持するための必要最小限のエネルギー量のことをいい、10代後半をピークに低下します。代謝量が下がると、脂肪が燃えにくくなり、痩せにくくなるため、代謝を上げることはダイエットでは重要なことです。

例えば、30代の女性はピーク時の基礎代謝と比べて130kcalもの基礎代謝が落ちています。これは年間にすると130kcal/日×365日=76,650kcalになり、脂肪が5㎏もつきやすい体験になっているということです。つまり、「痩せにくい体質」と「痩せやすい体質」の違いは基礎代謝の違いとも言えます。

そもそも基礎代謝とは

基礎代謝とは、活動をせずにじっとしていても消費される1日あたりのエネルギー量で、体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことを言います。生きているだけで消費されるエネルギーで、私たちが1日に消費するエネルギーのうち、約70%を占めています。一般成人は女性が約1,200kcal、男性が約1,500kcalです。

基礎代謝の男女や年齢の差

上でも触れたように一般的に基礎代謝は、男性の方が高く、女性の方が低くなります。男性のピークは15~17歳の1,610kcal、女性のピークは12~14歳の1,410kcalです。 その後加齢とともに徐々に基礎代謝は下がっていきます。

基礎代謝は上げることができる

基礎代謝は筋肉量や体質など、さまざまな要素から影響を受けます。運動をして筋肉量を増やしたり、適切な食生活を実践したりすることで、基礎代謝を上げることができます。

基礎代謝を上げると太りにくくなる

基礎代謝が高い=1日に消費するカロリーが多いということです。特に運動をしなくても多くのカロリーを消費するので、「基礎代謝が高い体=太りにくい体」といえます。肥満を防ぎ、若いころの体形を維持するには、基礎代謝を高めることが有効です。

基礎代謝はどれくらいの期間で上がるのか・上げるメリットはなにか

基礎代謝は数日運動したからといって簡単に上がりません。長い期間に渡って、適度な運動や身体によい食生活を続けることが必要です。基礎代謝を上げることで、1日のエネルギー消費量が増えるため、太りにくく痩せやすい体になります。肥満を防ぐことで、生活習慣病予防にもつながります。

極端な糖質制限ダイエットは筋肉量を減らし基礎代謝が落ちる

骨格筋で消費される基礎代謝の量は、全体の2割に当たります。次に多いのが、肝臓、脳での消費です。また、 その他の臓器の重量は骨格筋ほど増減することがなく、相対的に骨格筋が基礎代謝に影響しやすいと考えられています。正しい知識がなく食事制限のみのダイエットも筋肉量を減少させる原因です。

糖質を極端に制限した食事を続けていると、脳が「糖質不足」という危険信号を発令し、他の臓器からグルコースを合成してエネルギーに換えようとする働きが活性化します。つまり、自身の肝臓や筋肉に貯めこんだグリコーゲンを糖質に変えて脳に送り込むという代償作用が起こります。筋肉(タンパク質)をアミノ酸に分解してそれをエネルギーに変えることを糖新生といいますが、糖新生が起こると、筋肉がどんどん少なくなっていき、脂肪だけが残ってしまうので、リバウンドを引き起こす引き金になってしまいます。これはダイエットをしている人にとっては最も避けたいことです。

気をつけなければいけないことは、健康な人が炭水化物を極端に控えるダイエット方法を取り入れ、「体重が減った」と言って喜んでいても、その効果はあくまでも一過性のもので、実際に減っているのは水分と筋肉が大半を占めているということを覚えておきましょう。

質の高いダイエットを行う際に最も重点を置くことは、出来るだけ筋量を残しつつ、いかにして脂肪を落とすかを考えることです。つまり、筋力トレーニングが重要です。筋力トレーニングを取り入れたダイエットは、男性であれば、筋力の向上だけでなく見た目も引き締まった身体を獲得することができ、女性であれば、締まるところは締まり、出るところは出るといったメリハリのあるプロポーションになれます。

白色脂肪細胞が多いと太りやすい

脂肪といえば、悪いもの・余分なものと皆さん思っていませんか?でもそんなことはありません。脂肪細胞にはちゃんと役割があるんです。脂肪細胞は、白色細胞と褐色細胞のふたつに分類できます。

白色脂肪細胞は、余剰エネルギーの貯蔵庫として機能しています。白色脂肪細胞は、全身のあらゆるところに分布し、特に下腹部、臀部、大腿部、背中、上腕、内臓周囲などに多く分布しています。白色脂肪細胞は、母体内と生後1年間、そして思春期で増加し、カロリー過剰摂取により増加していきます。白色脂肪細胞は、エネルギー過剰状態になると細胞の直径で20倍、容積で400倍までに膨れ上がります。白色脂肪細胞は他の細胞と異なり、一旦、細胞数が増えると、ほとんど死滅しません。つまりダイエットに成功して減量しても、細胞自体が萎縮してサイズが小さくなっただけで数は減りませんので、エネルギー過剰状態になると細胞は大きくなって肥満が復活することになります。白色脂肪細胞が多い人は太りやすく、ダイエットに成功して減量してもリバウンドしやすいと言えます。

もうひとつの褐色脂肪細胞は、貯蔵可能な脂肪量が白色脂肪細胞よりも少なく、首、脇の下、肩甲骨、心臓、腎臓周囲に分布しています。体温を維持するために、UCP1(脱共役蛋白質1)を介してのエネルギー消費・熱産生機能を持ち、とくに寒冷環境に身を置いたときに発揮します。成長期から徐々に減少し、10歳代で半数に中高年では10%以下に激減します。加齢により脂肪がつきやすくなるのは、基礎代謝の低下と共に、褐色脂肪細胞の減少が大きな要因となっています。いわば褐色細胞は基礎代謝を上げ、体温調節に役立つ大切な脂肪です。

つまり、脂肪細胞と太りやすさの関係はこのようになります。

  • 痩せやすい体質⇒白色脂肪細胞が少ない/褐色脂肪細胞が多い
  • 太りやすい体質⇒白色脂肪細胞が多い/褐色脂肪細胞が少ない

ラクに痩せるためには「消費カロリー」と「摂取カロリー」、「脂肪細胞」に注目せよ

ラクに痩せるためには、消費カロリー>摂取カロリーの状態にするために「消費カロリー」と「摂取カロリー」ををコントロールすることです。そして、「脂肪細胞の数が多いこと」を根本から解決することです。

消費カロリーを上げるには?

消費カロリーを上げるには、基礎代謝・活動代謝・食事誘導性熱産生のうち、1日の消費カロリーの構成の割合が高いものほど優先度が高く足ります。一日あたりの消費エネルギーの割合は次のとおり。

  • 基礎代謝・・・60%
  • 活動代謝・・・30%
  • 食事誘導性熱産生・・・10%

基礎代謝・活動代謝・食事誘発性熱産生ごとに対策を説明します。

基礎代謝を上げる

基礎代謝が高い人は、低い人に比べて、普段の生活でもエネルギー消費量が多くなります。そのため、家でじっとしている間でも、基礎代謝が高い人のほうがエネルギーが消費されやすく、痩せやすい体質になっています。

  • 1日に消費するエネルギーの約60~70%が基礎代謝なので基礎代謝量を上げるのが最善策
  • 筋肉量を上げ、基礎代謝をアップさせる正しい筋トレと食事の知識

基礎代謝を上げるためには、筋肉量を上げることがポイントとなります。つまり、筋力アップトレーニングをするということです。筋肉量が多く、その活動量が多いと、エネルギー消費量が多くなるからです

特に加齢によって、筋肉量は低下していくため、筋トレなどで筋肉を鍛えることは、基礎代謝をアップさせるために大切です。無理な食事制限のダイエットをすると、体がカロリー不足となり筋肉が分解されやすくなるので注意しましょう。一時的に体重が落ちても、筋肉量が減って基礎代謝が落ちるため、痩せにくい体質になってしまいます。

短期間で筋肉を増やすことはできません。筋トレはできる範囲から徐々に始めていきましょう。例えば、スクワット10回、ひざをついた腕立て伏せ10回、腹筋10回を1セットとします。1~3日ほど間を空けて、週に2~3回行います。これくらいの運動に慣れてきたら、徐々に回数を増やしていきましょう。

筋トレで効果的に基礎代謝を上げるポイント

  • 無理せず始めること
  • 体をゆっくり動かすこと
  • 毎日同じ筋肉をトレーニングしないこと(1~3日間を空ける)
  • 少しずつ回数や負荷をかけていくこと
  • お尻や太ももなど大きな筋肉を鍛えること

また、運動が苦手な人はエステで筋トレすることができEMSと呼ばれる専用のマシンで筋肉量を増やすことができます。筋肉量を増やすには週2回~3回のトレーニング頻度が望ましいので、エステ利用の場合は自宅でのトレーニングも必要です。

活動代謝を上げる

体内の脂肪を燃焼させるためには、日々の運動量を増やしてカロリーを消費していくことが大切です。ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど、自分の好きな有酸素運動から始めてみましょう。

脂肪燃焼効果を高めたいなら、筋トレをしてから有酸素運動に取り組むと効果的です。

エステでも専用のマシンで脂肪燃焼することができますが、エステで分解した脂肪を効率よく燃焼するには、日々の運動量を増やす目標を設定して取り組むことをおすすめします。

食事誘発性熱産生をあげる

食事をすると体が温かくなる経験をしたことがあると思います。これは食事誘導性熱産生というもので、内臓が消化のためにエネルギーを燃やして、体温を上げるのです。食事を減らす無理なダイエットや、深夜の食事など不規則な食事は、体を冷やしたままにしてしまうことになるため、基礎代謝を下げてしまう原因になるのです。

3大栄養素と呼ばれる炭水化物・たんぱく質・脂質の中で、食事誘発性熱産生がいちばん高い栄養素がたんぱく質となっています。

摂取カロリーをコントロール!痩せるPFCバランスとは

先に説明したように、実際日常生活で使われる「消費カロリー」よりも食べ物等から摂り入れる「摂取カロリー」が多いと太ります。摂取カロリーが消費カロリーよりも上回れば太り、下回れば痩せるというのが基本となります。では、「痩せる食事」というとどんなイメージが思い浮かぶでしょうか?ダイエットにおいてはカロリーだけではなく、このバランスというのは痩せ方に影響するとても大事なキーワードの一つです。

PFCバランスとは

PFCバランスとは、タンパク質であるプロテイン(Protein)・脂質であるファット(Fat)・炭水化物であるカーボハイドレイト(Carbohydrate)、これらの頭文字「PFC」から成る、三大栄養素のバランスを示した言葉です。例えば、厚生労働省の推奨する生活習慣病の予防・改善の為のPFCバランスはおおよそ2:2:6とされています。

1日に摂取する総カロリーが2,000kcalだとすると、このようなカロリーのバランスが算出されます。

  • タンパク質を400kcal
  • 脂質を400kcal
  • 炭水化物を1,200kcal

カロリーをグラムに直して実際の食事量をイメージしよう

1日に必要なカロリーをPFCごとに計算したら実際の食事量をイメージしやすくするために、それぞれの栄養素が何グラムになるかを計算する必要があります。それぞれの栄養素のカロリーは異なり、1gあたり次のカロリーなので…

  • タンパク質が4kcal
  • 脂質が9kcal
  • 炭水化物が4kcal

これに、先ほどのカロリーのバランスを合わせて考えると…

  • タンパク質を400kcal÷4kcal=100g
  • 脂質を400kcal÷9kcal=約44g
  • 炭水化物を1200kcal÷4kcal=300g

このことから、厚生労働省の推奨するPFCバランスを元に計算したそれぞれの必要グラム数は総摂取カロリー2000kcalの場合、100g:44g:300gとなります。ここまでくるとだいぶ実用的な数字となり、実際の食事量をイメージしやすくなってきますね。

ボディメイクに最適なPFCバランスとは?

では、ボディメイクにおいて適したPFCバランスではどのような比率になるでしょうか?

結論から言うと、体型の維持や筋肉量の増加を狙う場合のPFCバランスは3:2:5が好ましいとされています。先ほどの2000kcalを基準にグラムに変換すると、150g:44g:250gとなります。タンパク質を多めに摂取することで筋肉量の低下を防ぐと同時に、トレーニングや日常生活におけるエネルギーをしっかり炭水化物で補うバランスとなっています。またこの比率のまま、十分なトレーニングと消費を上回るカロリーの食事を摂ることで、効率的な筋肉量の増加が期待出来ます。

その一方で、効果的なダイエットや減量において適したPFCバランスは4:2:4が良いとされています。先ほどの2000kcalを基準にグラムに変換すると、200g:44g:200gとなります。ダイエット中は脂肪だけでなく、必ず筋肉も一緒に少なくなっていってしまいます。それを最低限に抑える為、炭水化物の代わりに筋肉の材料であるタンパク質の割合が増えたバランスとなっています。

30代~40代女性のボディメイク中のPFCバランスは?

女性の基礎代謝は1,200kcalですが、1日の消費カロリーは活動量によって異なってきます。活動量は次のように分類されます。
・低い:自宅でもshごとでも一日のうち座っていることがほとんど
・普通:通勤・買い物・家事・軽いスポーツをしている
・高い:立ち仕事・活発な運動習慣をもっている

30代~40代で身体活動レベルが普通な女性の場合の1日の消費カロリーは2,000kcalです。ダイエット中のPFCバランスは4:2:4が良いとされています。先ほどの2000kcalを基準にグラムに変換すると、200g:44g:200gとなります。

ボディメイクにPFCバランスの重要な理由とは?

そもそも何故、PFCバランスがボディメイクにとって重要視されているのでしょうか?

どんなバランスであれカロリーが多ければ筋肉がついて体は大きくなるし、カロリーが少なければ脂肪が減って痩せるのに間違いはありません。冒頭にも言及しましたが、PFCバランスはその増え方・痩せ方にとても大きく影響します。例えば身体を大きく逞しくしたい方からすれば、筋肉は増えても脂肪は増えないというのが理想的ですよね。しかしながら増量中には必ずどちらも増える状態になってしまい、どちらか一方だけというのは現実的に不可能なのです。

また、ボディメイクにおけるダイエットや減量では単純に体重を減らすのではなく、いかに筋肉を残して脂肪を減らすか最重要課題となります。というのも、体重を減らすことに執着しすぎて筋肉まで大きく削ぎ落されてしまうと、基礎代謝量が下がりリバウンドの大きな原因となってしまうからです。ところが増量中と同様に、減量中も筋肉と脂肪両方の減少は免れません。ですが、そのそれぞれの増え方や減り方の割合をコントロールすることは出来ます。それらを可能にするのがPFCバランスに則った食事なのです!

  • タンパク質を摂取することで筋肉量の増加や減量中の筋肉量維持のサポート
  • 脂質を摂取することでホルモンを生成し体調の管理や、栄養吸収、燃焼の後押しを
  • 炭水化物を摂取することで身体機能や生活、トレーニングにおけるエネルギーを

これらすべてが上手く作用する様に三大栄養素の割合を調節し、比率が考え出されているのがPFCバランスです。

褐色脂肪細胞をを活性化して脂肪を燃やす

褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞を取り込み、エネルギーを燃焼させ熱を作り上げます。簡単に言うと、ヒーターのような役割です。白色脂肪細胞と違って全身ではなく、決まった場所にしか褐色脂肪細胞はありません。
・首周辺
・脊髄周辺
・肩・肩甲骨周辺
・脇の下

褐色脂肪細胞は年齢とともに減少し、30代で幼児期の50%、40代で30%程度まで減少してしまいます。減ることはあっても増やすことはできないため、活性化させて脂肪燃焼を促すしかないのです。

褐色脂肪細胞を活性化させる3つの方法をご紹介します。

1.シャワーを使って温冷浴

褐色脂肪細胞は体温をある一定温度に保つため、蓄えたエネルギーを燃やして熱を作り出すという特性があり「温」と「冷」を交互に行うことで褐色脂肪細胞のスイッチが入り、体温を下げないようにと褐色脂肪細胞が活性化し始めます。

  1. 褐色脂肪細胞がある部分に20℃程度の水を30秒かける
  2. 次に同じ部分に40℃のお湯を30秒かける
  3. 1と2を5回程度繰り返す

2.肩甲骨ストレッチ

肩甲骨や肩などを動かして刺激を与えると、褐色脂肪細胞が活発化し、脂肪燃焼に繋がります。

  1. 両手を体の横に付け、足は肩幅に広げて立つ
  2. 両手を広げて頭の上に持っていき、手のひらを合わせる
  3. 両腕を肘からできるだけ後ろに引き、肩甲骨を中央に寄せるようにする
  4. 手を下ろし、次に肩を前回り・後ろ回りとゆっくりと回す

3.バランスの良い食事

褐色脂肪細胞の中には「ミトコンドリア」というものがあり、活性化することで脂肪燃焼に繋がります。

  • 緑茶(茶カテキン)
  • マスタード(イソチオシアネート)
  • にんにく(アリシン)
  • 唐辛子(カプサイシン)

白色脂肪細胞を分解する

脂肪細胞は食事制限をしても運動をしても減ることはありません。脂肪細胞を減らすには外科施術で脂肪細胞を吸引したり切除するしかありませんでしたが、最近ではキャビテーションと呼ばれる施術が登場し、外科的施術よりも手軽に低価格で脂肪細胞の数を減らすことができるようになりました。

キャビテーションは専用の機器を使い脂肪内に気泡を発生させ、気泡が破裂することで脂肪細胞を分解する痩身方法です。安全性の高いことから、エステサロンでも受けることができます。

キャビテーションの代表的な効果は次のとおりです。

  • 固まったセルライトが消せる
  • 確実な部分痩せができる
  • 脂肪細胞を分解し太る原因を根本から改善

これまで、運動や食事制限に取り組んでいて結果の出なかった人は痩身エステで人気のキャビテーションを試してみてはいかがでしょうか。

キャビテーションが人気のダイエット痩身サロン情報

基礎代謝を上げるその他の取り組み

体を温める食事

胃腸を温めることで内臓の働きが活発になり、基礎代謝の向上が期待できます。体を温める食材は、土の中で育った根菜類やイモ類、冬が旬のものが多いです。ニンジン、カボチャ、ショウガなどを積極的に摂るとよいでしょう。

筋肉をつくるたんぱく質もしっかりと

また、基礎代謝を高める筋肉を増やすために、たんぱく質の摂取も重要です。鶏肉や豚肉などもしっかり摂るようにしてください。代謝の働きをサポートしてくれる、ビタミンB1が含まれる食材もおすすめです。具体的には、納豆、大豆、ウナギ、青魚、マグロ、サケ、卵、牛乳、玄米などです。

自律神経を整える

基礎代謝を上げるには、自律神経を整えることも効果的です。自律神経のうち、交感神経は活動時に、副交感神経は休息時に優位になります。しかし、不規則な生活やストレスなどで自律神経の切り替えがうまくいかなくなると、緊張状態が続き、副交感神経が働かず、交感神経ばかりが活発化してしまいます。その結果、血管が収縮して血流が滞り、代謝が落ちてしまうのです。入浴は、体温を高め、リラックスして副交感神経が優位になり、自律神経を整えてくれるので、代謝アップにおすすめです。また、睡眠不足も基礎代謝の低下につながるため、毎日しっかりと睡眠時間は確保してください。

ストレッチ

ストレッチには自律神経を整える作用があります。自律神経の乱れは低体温の原因になり、低体温になると基礎代謝は下がります。朝起きたら、朝日を浴びながらストレッチをすると、交感神経が優位になり、代謝が上がりやすくなります。特に、下半身の筋肉には血流を促進させるポンプのような役割があります。下半身の筋肉をストレッチして、血流を促進させることで、代謝の向上が期待できます。

ヨガ、腹式呼吸

ヨガのように腹式呼吸をすることで、腹横筋などのインナーマッスルが働くため、基礎代謝向上が期待できます。腹式呼吸を意識的に行うだけでも効果がありますが、ヨガは様々な姿勢を維持しながら腹式呼吸を行うので、ストレッチや体幹(たいかん)の筋力強化にもなり、より基礎代謝の向上が見込めます。

腹式呼吸のポイント

  • おなかを膨らませながら、鼻から7秒かけて息を吸う
  • おなかをへこませながら、口から7秒かけて息を吐く

水分を多めにとる

積極的に水分をとりましょう。水分補給によって血行が良くなるため、基礎代謝の向上が期待できます。白湯のような温かい飲み物で胃腸を温めると、内臓の働きが活発になるため、冷たい水よりも白湯がおすすめです。厚生労働省によると、体重60kgの成人男性が1日に必要な水分量は2.5Lです。そのうち食事から1L、体内で0.3L作られるため、1日に必要な飲み水は1.2Lとされています。基礎代謝を上げるには、必要量よりも少し多めに水分をとるようにするのがおすすめです。

体が温まる食べ物をとる

体が温まる食べ物を食べることも有効です。先ほども触れましたが、胃腸を温めることで内臓の働きが活発になり、基礎代謝の向上が期待できます。体を温める食べ物には、ショウガやにんじん、かぼちゃなど「冬に旬を迎える根菜類」があります。また、基礎代謝を高め筋肉を維持・向上するために、たんぱく質の摂取も重要です。

腸内環境を整える

腸は第二の脳と言われるほど大事な臓器です。腸内環境が整うと、基礎代謝が上がりやすくなり、逆に腸内環境が乱れると、基礎代謝の低下や、免疫力の低下・便秘など、体に悪影響を及ぼします。腸内環境を整えるには、善玉菌が含まれる発酵食品と、善玉菌の餌になる食物繊維が豊富に含まれる食品を食べましょう。

  • 発酵食品 納豆・みそ・キムチ・ヨーグルト・チーズ
  • 食物繊維 にんじん・ブロッコリー・ホウレン草・さつまいも・果物 など基礎代謝を上げて、筋肉の維持や向上させる、たんぱく質が含まれる食品も合わせて食べるようにしましょう。

入浴、岩盤浴

基礎代謝を上げるには、体温を上げたり、自律神経を整えたりすることが効果的です。入浴や岩盤浴は、体温を高める効果があります。また、リラックスして副交感神経が優位になり、自律神経を整えることにもつながります。

睡眠をしっかりとる

食べ過ぎないようにするには、食べない環境に身を置くことです。その環境は何だと思いますか?その最適な環境とは「睡眠」です。眠っている間は、食べることはできないからです。

また、睡眠中には脂肪を燃やして減量するのに役立つ成長ホルモンが分泌されます。一方、睡眠が不十分だと成長ホルモンの分泌が不足して脂肪燃焼が悪くなります。さらに、睡眠時間が短いとレプチンというホルモンの分泌が低下します。レプチンは、食欲を抑えるホルモンです。レプチンの分泌が低下すれば、食欲を抑える働きが落ちて、つい食べ過ぎることになります。すなわち、睡眠が不十分だと「食べ過ぎてしまう→消費カロリーを超えるカロリーは脂肪として蓄積されやすくなる」ということです。

このことについては、国立大学法人 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構に「寝不足はダイエットの敵」というレポートで紹介されています。

ボディメイクでセルライトは消える?原因と対策を解説

太もも、お尻、お腹についた、ぼこぼこしたセルライト。セルライトは一度ついてしまうと除去しにくいため、減量が成功してもセルライトは取れない…と多くの女性を悩ます厄介者。「セルライトはどうやってなくすの?」と解決策を探している人はもちろん、「そもそもセルライトって一体何?」と感じている人も多いはず。そこで、セルライトの原因と対処法をご紹介します。

そもそもセルライトとは?

セルライトとは、実は「余分な脂肪」ではないんだとか!コロンビア大学の美容皮膚レーザーセンターの創立者であるロビン・グミリック医学博士によると、私たちがよく見るあの皮膚のボコボコは、脂肪細胞が線維芽細胞を押し上げてできたもの。

STEP.1
むくみ・冷えで老廃物が溜まる

ホルモンバランスや自律神経の乱れ、冷え、年齢による代謝の低下などにより血行不良が起こり、老廃物がたまりはじめる

STEP.2
脂肪細胞の肥大化

脂肪細胞の代謝が乱れ肥大化。脂肪細胞内に脂肪をためこむようになり、2~3倍の大きさになる

STEP.3
血流リンパの流れがさらに悪化

肥大化した脂肪細胞により、さらに血管が圧迫され血行が悪化

STEP.4
セルライトが肥大化する

脂肪細胞同士が付着して塊に成長。老廃物もさらに溜まって皮膚表面にも凸凹がはっきりわかる状態に変化

ニューヨークにあるマウント・サイナイ・メディカル・センター皮膚科の臨床学准教授ジャネット・グラフ博士もその点については意見が一致。そして、セルライトと体重は関係がないのだとか。「どんなにダイエットをした人にもセルライトは残っていますから」と、グラフ博士。

セルライトができる原因とは?

セルライトができる大きな原因は、遺伝・リンパ節のむくみ・老化の3つです。それぞれについて解説します。

遺伝

まだ明確にはわかっていないようですが、セルライトの原因には遺伝が関わっているのではないか、とも考えられているそうです。

遺伝が原因の1つになっているのかどうかは不明と前置きしつつ、セルライトと遺伝子の間には何らかの関係がありそうに思える、と語るのはグミリック博士。ただし「遺伝的な体質であっても、生活習慣しだいで遺伝子の発現を変化させることはできるはず」とのこと。

一方グラフ博士は、生まれながらにセルライトができやすい体質はあると思っているそう。「セルライトは遺伝的なもの。20代でもできる人にはできています」とコメント。

リンパ節のむくみ

むくみやすい人や冷え性の人は、セルライトができやすいといえます。むくみや冷えの原因は、血行不良にあります。血行不良を起こすと、体が脂肪を溜め込みやすくなるため、セルライトを増やしたり、悪化させたりする可能性があります。

そもそもリンパとは何なのか?グラフ博士によればリンパと呼ばれる体液が流れている器官系、リンパ系は体内の老廃物を排出するための働き、下水道の役割をしているとのこと。劣悪な食習慣や運動不足からリンパ節がむくみ、それによってセルライトができてしまう可能性があるという。

老化

セルライトの原因の一つは加齢です。年齢を重ねると、基礎代謝量が低下し、筋力が衰えます。そのため、皮膚がたるんで血管やリンパが圧迫されることでセルライトができてしまうのです。

セルライトを老化現象と思っている人は多いが、両博士とも必ずしも加齢の問題であるとは考えていないそう!年齢と関係があるとすれば、それは年齢を重ねた肌だとセルライトが目立ちやすくなるという事実。「セルライトの発生率と年齢は関係ないと思っていますが、もしセルライトがひどくなっているように見えるとすれば、加齢で肌がハリを失い、たるむからだと考えられます」とグミリック博士。

セルライトを減らす3つのポイント

では、どうすればセルライトを除去できる?残念なことに、両博士の答えは「除去する方法はない」。「どれほど外科的な施術をしようとお金をかけようと、完全にセルライトをなくすのは不可能です」とグミリック博士。いくつか消せたとしても、セルライトができやすい人なら、すぐにそれ以上のセルライトができてしまうとのこと。

でも悪い話ばかりではなく高額な医療を受けなくても、セルライトを最小限にするために自分でできることはまだまだありそう!

①有酸素運動や筋トレ

運動すればセルライトを消せると思いがちですが、現実はそうでもないのが事実。ジム通いに専念しているような人のお尻や太ももにもセルライトはある、とグミリック博士は指摘。でも、有酸素運動や筋力トレーニングを定期的に行って筋肉を整えていくと、セルライトを目立たちにくくできるそう。

セルライトを減らすには、脂肪を燃焼させる「有酸素運動」と、筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる「無酸素運動」の両方を行うのがおすすめ。セルライトに有効な有酸素運動は、手軽に取り入れられるウォーキングや踏み台昇降運動を。無酸素運動は、スクワットを取り入れてみてください。最初は短い時間、少ない回数でもOK。徐々に時間や回数を延ばしていきましょう。

②マッサージ

グミリック博士はストレスの多い生活によって、セルライトを引き起こすことにつながるホルモン(アドレナリンやノルアドレナリン)の分泌が増えてしまうというデータがあることも指摘。ストレス対策にも気を付けたほうが◎。そして、グラフ博士はリンパを重視。リンパや血液の流れをよくするために、自分で深部マッサージをおこなうと良いというのが博士のアドバイス。一度で効果が期待できるものではなく、継続的におこなう必要あり。

マッサージの仕方で注意したいことがあります。それは、セルライトをつぶすような強いマッサージはしないこと。そのようなマッサージは無意味な上、内出血を起こす可能性があります。正しいマッサージの仕方は、血液やリンパの流れに沿ってやさしくマッサージをすることです。マッサージにおすすめのタイミングは、体が温まっているときですので、入浴中や入浴後に行いましょう。

セルライトに効果のある成分が配合されたオイルを、マッサージに使っうとむくみを取りやすくなります。

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③セルライト専用のマシンで改善する

セルライトを改善する美容医療マシンとして有名なものにエンダモロジーと呼ばれるマシンがあります。エンダモロジーはリンパや血液の流れを改善し、凝り固まったセルライトや脂肪をもみほぐし除去するための美容医療機器です。セルライトの解消、脂肪吸引後のケアなどを目的に1986年にフランスで開発されました

エンダモロジーのシステムは人体の構造・メカニズムを研究した上で、最適なトリートメントを追求して考案されたもの。世界各国で特許を取得しており、現在は世界110ヶ国において、エステはもちろんのこと医療やスポーツトリートメントの分野でも採用されています。アメリカではFDA(米国食品医薬品局=日本でいう厚生労働省)の認可を世界で初めて取得した機器でもあります。

エンダモロジーは全身1回の施術の相場は60分あたり30,000円です。最近では、エンダモロジーの機能に脂肪溶解のRF(アールエフ)機能を搭載したマシンでセルライト改善と脂肪溶解を同時にできるコスパの良いマシンも登場しています。

まとめ

「痩せにくい体質」と「痩せやすい体質」の違いの原因は、「消費カロリー」と「摂取カロリー」、「脂肪細胞」にあることが分かりました。

原因対策
消費カロリーが低い・基礎代謝を上げる→筋肉量を増やす(筋トレ、エステ)

・消費カロリーを上げる→有酸素運動(有酸素運動、エステ)

摂取カロリーが多い/PFCバランスが悪い・食事管理:効果的なダイエットや減量において適したPFCバランスは4:2:4
脂肪細胞が多い・褐色脂肪細胞を活性化する→ストレッチ

・白色脂肪細胞を分解する→エステ(キャビテーション)

セルライト・マッサージ(専用のオイルを使用すると効果が高まる)

・セルライト専用の美容機器で改善する

基礎代謝は年齢とともに減少してしまうので、30代で20代と同じ食事量をしていると、カロリーオーバーとなり太ってしまうのです。また、知識のないまま自己流ダイエットをしてしまうと筋肉量が減ることも基礎代謝の低下につながっています。そのため、30歳を過ぎたら、食事量やバランスを見直したり、継続的に運動をして筋肉量を増やすことを意識しなければなりません。また、脂肪細胞を減らすと脂肪細胞の蓄積量が体質の面から改善されるので太りにくいカラダへと導くことができるので、ダイエットを効率よく行うためには痩身ダイエットサロンで人気のキャビテーションの施術も活用するのもいいでしょう。脂肪細胞を減らしながら筋トレや食事管理の両面からアプローチするのは、理想の体への近道です。

 

 

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